海の近くに住むことは心の健康に良い?
約2万6,000人を対象にした英観察研究
約2万6,000人を対象にした英観察研究
2019年9月11日、「大腸劣化」対策委員会が主催するメディアセミナーが開催され、松井 輝明氏(帝京平成大学健康メディカル学部 教授)が「『大腸劣化』を防ぐ短鎖脂肪酸のパワーについて」講演を行った。セミナー後半では沢井 悠氏(株式会社サイキンソー)、関根 嘉香氏(東海大学理学部化学科 教授)2名の専門家がそれぞれの視点から腸内細菌叢の重要性を語った。
喫煙者は、非喫煙者と比較してインフルエンザの発症リスクが高い可能性が示唆された。英国・ノッティンガム大学のLawrence Hannah氏らは、喫煙とインフルエンザ感染との関連をシステマティックレビューで調査し、結果をThe Journal of infection誌2019年8月26日号に報告した。
主な結果は以下のとおり。
・9つの研究、4万685例の患者についてレビューを行った。
・インフルエンザ様症状を報告した6つの研究において、現在の喫煙者は非喫煙者よりも、発症リスクが34%高かった(OR:1.34、95%CI:1.13~1.59)。
・検査で発症が確認された3つの研究において、現在の喫煙者は、インフルエンザ発症リスクが非喫煙者の5倍を超えていた(OR:5.69、95%信頼区間[CI]:2.79~11.60)。
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喫煙者では呼吸器感染にかかりやすい、免疫が低下しやすい事は知られてますが、
予想以上にリスクが高いようです。
やっぱり禁煙しましょうね。
魚食や菜食主義(ベジタリアン)の人は、肉食の人と比較して虚血性心疾患の発生率は低かったが、ベジタリアンでは脳出血および全脳卒中の発生率が高いことが示された。英国・オックスフォード大学のTammy Y N Tong氏らが、ベジタリアンと虚血性心疾患および脳卒中との関連を調査した前向きコホート研究「EPIC-Oxford研究」の18年を超える追跡調査結果を報告した。これまでの研究では、ベジタリアンが非ベジタリアンより虚血性心疾患のリスクが低いことは報告されていたが、利用可能なデータが限られており、脳卒中に関するエビデンスは十分ではなかった。BMJ誌2019年9月4日号掲載の報告。
「和食(Washoku)」が、日本の伝統的な食文化として、ユネスコの無形文化遺産に登録されたのは2013年。その健康効果には世界的に注目が集まっているが、ヒトの内臓脂肪蓄積に与える影響やメカニズムについては不明である。
今回、坂根 直樹氏(京都医療センター 臨床研究センター 予防医学研究室長)、高瀬 秀人氏(花王株式会社 生物科学研究所)らの研究グループは、日本の伝統に基づく食事が、内臓脂肪面積あるいはGIP(グルコース依存性インスリン分泌刺激ポリペプチド)分泌に及ぼす効果を調査した。Nutrition journal誌2019年9月2日号の報告。
同グループは、これまでの研究で、1万1,438人の内臓脂肪と食習慣、さらに579人の3日間の食事記録と食習慣を調査した。それらのデータを詳細に解析した結果、「タンパク質/脂肪比≒1.0」「食物繊維/炭水化物比≧0.063」「ω-3脂肪酸/脂肪比≧0.054」これら3つの条件が、内臓脂肪蓄積の予防と関連することが明らかになった1)。
坂根氏らは、この3つの比を取り入れた日本食を「スマート和食」と呼び、スマート和食と現代食が内臓脂肪蓄積に与える影響について、クロスオーバー試験で調査した。
・2週間にわたるスマート和食の介入では、内臓脂肪だけでなく、LDL-コレステロール、中性脂肪、HbA1c値が有意に減少した。
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和食は何となく肥満によさそうと、みなさん思ってますよね。
こういうふうに、科学的に実証されると説得力ありますね。
食事では、脂質を減らしてタンパク質を増やす、糖質を摂る前に野菜・きのこ・海藻類などの食物繊維をたっぷり摂る、脂質を摂るならω-3系脂肪酸を積極的に摂る、という3つのポイントが大事です。
以前不眠に漢方が効果あることを書きましたが、アロマも同じように
効果があります。
代表はラベンダーです。
おなじみのアロマです、これは漢方でいう”心”に働きかけます。
心とは西洋医学的な心臓とは少し異なって、意識レベル、覚醒、睡眠をつかさどります。
この興奮を抑えるのにラベンダーが役立ちます。
なのでイライラして眠れない場合は有効です。
またベルガモットも有効です。
これは紅茶の香り付けとして有名で、それがあのアールグレーです。
漢方的には”肝”に働きかけます。
肝とは精神活動をつかさどります。
心とは微妙に異なります。
ストレスがたまって不眠になってる場合には有効です。
もちろんラベンダーと組み合わせても構いません。
アロマも不眠症に試してもいいかもしれませんね。
若い世代を中心に人気の「タピオカ入りドリンク」。台湾のスイーツブームを受け、日本でも人気を拡大。タピオカ入りミルクティー発祥の店として知られる「春水堂」が日本に上陸したのは2013年、2017年ころから徐々人気が加速し、現在では全国各地に14店舗を展開しています。
このほか、Gong cha、CoCo都可など台湾の有名店が続々と上陸。大手コーヒーチェーンや、コンビニチェーンでもタピオカ入りドリンクの販売を開始するなど、そのブームは留まるところを知らず、2019年の輸入量は上半期だけで4471トン、過去最高を記録しています。
コロコロと丸く可愛らしいビジュアルが写真映えすることでも人気のタピオカ。もちもちとした食感がこんにゃくと類似しているため、若い女性の間では「可愛くてヘルシー!」などと評されることも。
しかし、タピオカの原料は、南米原産の芋の一種である「キャッサバ」です。キャッサバの根から製造したでんぷんを加工して作られるタピオカは、当然のことながら炭水化物の塊。タピオカ入りドリンクに使用されるタピオカパール(100g)の成分は、エネルギー62kcalに対し炭水化物は15.4g※。ヘルシーとは程遠い食材であることが分かります
さらに、ドリンクに使用されるタピオカは、味の改善のためにシロップ漬けにされていることも多く、成分表以上に高カロリーになってしまうことも。
日本同様、タピオカブームに沸くタイでは、「消費者のための財団(NGO)」が、「タイで販売されているタピオカミルクティーの大半に、世界保健機関(WHO)が推奨する1日の摂取量(25g)を超す砂糖が含まれている。」と発表。甘過ぎる飲み物は糖尿病など生活習慣病につながりかねないと警鐘を鳴らしています。
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タピオカによる腸閉塞の報告もちらほら出ています。
カロリーともども、注意したいですね。