6月は意外と熱中症が多い季節です。
真夏と違って油断もあるかもしれません。
特に今年はコロナの影響でマスクをつけることが多いので、注意が必要です。
スーパーなど人の集まる施設ではマスクも必要かもしれませんが、一人で外を歩く際にはマスクは着けなくてもいいと思います。
熱中症のリスクの方が高いと考えれらますので。
漢方薬は基本粉薬です。
いくらいいお薬でも飲めないと始まりません。
この人、この症状にはこの漢方が合うのに粉薬が苦手ということで、飲めない人もいっらっしゃいます。
ただ、漢方メーカーの中にはそういう人ために錠剤が準備されています。
今月も新たに苓桂朮甘湯が加わりました。
このお薬は”水毒”の改善薬で、体内の余分な水分を取り除いてくれる作用があります。なので、めまい、ふらつきには良く効きます。
いわゆるメニエール病には第一選択になります。
夏にエアコンの効いた部屋でじっとしている、冷たいもの、甘いものをとりすぎる、こういう状態では水毒になりやすいため、今からの季節、頭痛、めまい、肩こり、冷えでお悩みの方は一度お試しください。
HFCS添加ドリンクで腎血管抵抗増大
甘味飲料の中には腎臓を障害するリスクを持つものがあることが報告された。果糖(フルクトース)コーンシロップで甘く加工したソフトドリンクを摂取すると、腎臓内部の血管抵抗が有意に上昇するという。米ニューヨーク州立大学バッファロー校のChristopher Chapman氏らの研究の結果であり、「American Journal of Physiology. Renal Physiology」4月6日オンライン版に掲載された。
>
先日に続いて甘い物のお話です。
高果糖コーンシロップ(high-fructose corn syrup;HFCS)は、「果糖ブドウ糖液糖」などと表示される食品添加物で、ソフトドリンクを甘く加工する際などに用いられている。
ドリンクバーなどでよく使用されています。
これらをとりすぎると、腎臓の血管が収縮して血管抵抗が上昇し、将来的に腎臓の機能低下を起こす可能性があります。
糖尿病でなく、腎臓にも悪い影響があるため、ソフトドリンクの飲みすぎには注意しましょう。
人工透析にならないように。
コロナウイルスも落ち着きも見せ始め、社会活動も再開されつつあります。
自宅での生活が長いと、どうしても運動不足、過食になり、いわゆるコロナ太りの患者さんが増えています。
運動と食事のバランスだと、食事が9割、運動が1割なので、まずは食事を注意する必要があります。
BMIが25以上の方は、まずは甘いものや炭水化物(米・パンなど)を減らすことが効果的です。
これらは中性脂肪の原料となり、内臓脂肪になりやすいからです。
やりすぎは良くありませんが、いわゆる"糖質制限"が非常に有効です。
がんばりましょうね。
当院ではCTにて内臓脂肪の面積も可能です。(100㎠以上にてメタボの判定)
興味ある方は一度測定してみては?
たとえ長い間、座ってばかりいる生活を送っていた高齢の人でも、有酸素運動を半年間行うことで、思考力や記憶力は向上する可能性があるとする研究結果を、カルガリー大学医学部(カナダ)のMarc Poulin氏らが報告した。有酸素運動により脳への血流が増大し、加齢による影響にも対抗できるのだという。Poulin氏は「どんな人でも、加齢とともに頭脳や身体は衰えるものだ。しかし、年をとってからでも運動を始めることは、脳にとても大きなベネフィットをもたらす可能性がある」と述べている。
>
高齢者だけでなく、若いうちから運動習慣を身に付けたいですね。
漢方的にも”於血”と言って血流の低下は、生活習慣病、がん、更年期など万病の原因とされています。
運動は於血予防に最適で、気・血・水をうまく整えることが健康維持につながります。
炭酸飲料などの甘い飲み物を多く飲む女性は、心臓病や脳卒中のリスクが高いことを示すデータが報告された。フルーツジュースも果汁100%でなく加糖されている場合は、有意なリスクになるという。米カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)のCheryl Anderson氏らによる研究で、「Journal of the American Heart Association」5月13日オンライン版に掲載された
>
甘い物の摂りすぎは糖尿病や高脂血症、肥満などの原因になりやすいからなのでしょうね。
甘いものが欲しくなるのは、漢方学的には〝肝”(西洋医学的な肝とは異なります)に乱れがあることが多く、ストレスががたまっている状態なので、そこをうまく発散、改善しないといけないかもしれません。
舌の両側に凸凹があり、歯の跡がついている人はこの状態なので気を付けてください。