インフルエンザや肺炎のワクチン接種でアルツハイマー病リスクが低下

インフルエンザや肺炎のワクチン接種でアルツハイマー病リスクが低下

提供元:HealthDay News

 
 

 インフルエンザや肺炎球菌のワクチンに予想外の効果がある可能性を示唆する2件の研究結果が、アルツハイマー病協会国際会議のバーチャルミーティング(AAIC 2020、7月27~31日)で発表された。これらのワクチンを接種した人では、アルツハイマー病の発症リスクが低下することが示されたのだ。同会議ではさらに、認知症患者が重篤感染症に罹患すると、認知症のない人と比べて、死亡リスクが高まることを示した研究結果も報告され、感染症予防の重要性が浮き彫りになった。

今日は興味深い発表があったので、報告します。

予防接種することで認知症の予防効果があるかもしれないとのことです。何らかの炎症を抑えている可能性があるようです。

いずれにしても、コロナのこともありますし、予防接種は必ず受けていた方が安心ですね。

 

 

 

 

 

 

 

その症状は夏風邪?それともアレルギー?

夏本番で暑くなってきましたね。

熱中症対策は必ずしてください。

家にいるときは一日中エアコンをつけっぱなしにしておいた方が良いかと思います。

鼻水、くしゃみが出ることがあるかと思いますが、その症状はおそらくアレルギー性鼻炎でしょう。

エアコンによりほこりとかダニがまき散らされ、それを吸入することで発症します。

西洋薬もいいですが、漢方薬も良く効きます。

標治療法と言って、まず困っている症状を治します。

鼻炎であれば小青龍湯や葛根湯などがこれに当てはまります。

それに対して本治療法とは、根本治療になります。

鼻炎であれば根本的に治してしまう。

極端なことを言うと、一生鼻炎が出なくするようにすることです。

アレルギーだと免疫の異常をきたしていることが多いので、それを補正して、正常の状態に戻す治療です。

補中益気湯をベースに体質によって組み合わせることになります。

これは、子供の方が治りやすいです。

大人だとその異常が長く続いているので、正常の状態に戻すのに時間がかかります。

ただ、子供はなかなか漢方を飲めないことが多いことが欠点です。

 

コロナ感染症の実態

https://www.instagram.com/p/CDlFqnypryk/

コロナ感染症は発見数は増加しているものの、重症者は減り続けていますね!#コロナ#重症者

コロナ感染症はテレビとかでは、毎日新規発生数が記録更新とか騒いでいますが、検査人数が増加しているので当たり前だと思います。

実際重要なのは、重症者数、死者の数です。

重症者数は右側のグラフの様に減り続けています。

発症数が増加しているのに、重症者数は減っている。

不安ばかりあおるのではなく、こういうことを正確に報道してほしいものです。

安心はできませんが、ウイルス自体が弱体化しつつあるのかもしれません。

気を付けながら、日常生活を送ってもいいような気がします。

花に癒し効果あり

花の画像を数秒見るだけでストレスは軽減される

血圧が低下し、扁桃体や海馬の活動を抑制

国際医学短信2020年7月18日 (土)配信 

 

 花の“癒し効果”が科学的に証明された。ディスプレイに表示された花の画像を見るだけでも効果があるという。農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)の望月寛子氏らの研究によるもので、詳細は「Journal of Environmental Psychology」6月号オンライン版に掲載された。

 

花を見ることでコルチゾール(ストレスによって増えるホルモン)が低下するのと、fMRI(機能的磁気共鳴画像法)では花を見ると脳の扁桃体(ストレスによって活性化する)の活動が有意に低下することがわかったようです。

何となく感じていたことが、科学的に証明されました。

花は生花でなくてもいいようです。

花のある生活を送りましょう~。

 

夏バテ、めまいには漢方

梅雨明け前のじとじとした季節、からだがだるくなりますよね。

雨の降る前などに、気候の変動によって、頭痛、めまい、全身倦怠、食欲不振がよくみられれます。

特に女性ではこういう症状に悩まされている方が多いようです。

めまいは漢方的には水の流れが悪くなっており、いわゆる水滞がおこっています。

こういうときには苓桂朮甘湯が良く効きます。

茯苓、桂皮、白朮、甘草の4種類から構成されています。

この成分は温めて、水はけを良くするので、余分な水分が取り除かれることにより、調子が良くなります。

むくみ、冷え、胃腸が弱い女性にピッタリです。

他にはメニエルや起立性低血圧にも良く効きます。

最近錠剤が発売されましたので、粉が苦手な方にも飲めますので、調子の悪い方は一度お試ししてみてください。

 

中年期の肥満が認知症発症リスクの上昇に関連

約6,600人を対象にした英国の大規模研究

国際医学短信2020年7月9日 (木)配信

 中年期に肥満であると、認知症の発症リスクが高くなる可能性のあることが、英ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)のDorina Cadar氏らによる大規模研究で明らかにされた。Cadar氏は「公衆衛生的介入により、認知症を全てではないにしてもかなりの割合で予防できるようになるのではないかと期待している」と述べている。詳細は「International Journal of Epidemiology」6月23日オンライン版に掲載された。

 

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肥満と認知症との関連が報告されました。

高血圧や、糖尿病などの合併症によるものかと思いましたが、それらを考慮して、除外して、有意差があったようです。

認知症リスクが肥満により31パーセント上昇しています。

肥満そのもがリスクになるようです。

漢方薬にも肥満に効果のあるものがいくつかありますので、お困りの方はご相談ください。

ボランティアに参加すると寿命が延びる?

ボランティアに参加すると寿命が延びる?

年50時間以上で有意に死亡リスク低下

国際医学短信2020年7月1日 (水)配信 

 

 ボランティア活動に参加することが長寿につながる可能性が「American Journal of Preventive Medicine」6月11日オンライン版に掲載された。

 ボランティア活動に全く参加していなかった人を基準として、他群の全死亡リスクを比較すると、年間100時間(週換算で約2時間)以上参加している人の死亡リスクは44%有意に低く、年間50~99時間参加の人も28%有意に低かった。また、身体機能に制限が生じるリスクは、同順に17%、16%有意に低かった。

 このほか、ボランティア参加時間が長い人では、主観的健康感が高い、身体活動量が多い、楽観的で人生に目的を持ち幸福感が強い、孤独であることや絶望を感じたりうつ症状を示すことが少ない、友人と連絡をとる頻度が高い、などの傾向が認められた。

 

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大変面白い論文ですね。

人間は本来社会的動物なので、他人と交流したり、役立つ行動することで、自分の幸福につながっているのでしょうね。

他人を思いやる心、”仁”を大切に生きていきたいものです。