座位時間が長いほど死亡率増
京都府立医科大学は6月25日、座っている時間と死亡率の関係に関する研究を行い、6万人を超える日本人を7.7年間追跡したデータを用いて、座位時間が長いほど死亡率が増加することを確認したと発表した。
座位時間が長いことで、血行不良と代謝の低下を引き起こすことにより、死亡率増加や循環器疾患発症と関わることがいくつかの国から報告されている。一方、他国と比較して、日本国内での座位時間に着目した研究は限られていた。これまでに日本人の解析対象者が1万人を超えるような大規模調査としては、仕事中に座っている時間と死亡率の関係、テレビ視聴時間と循環器疾患死亡の関係が報告されている。
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最近特に注目されています。
座位は喫煙と同じくらいのリスクがあるとも言われています。
仕事上仕方がないかもしれませんが、1時間に一回くらいは椅子を離れましょう。
禁煙後に10kg太っても死亡リスクは低下する
今日は禁煙のお話です。
オーストラリアWestern Sydney大学のBerheW. Sahle氏らは、禁煙後に体重が増加する人が多いことから、体重増加が禁煙のメリットを相殺するかどうかを調べるために成人を対象とするコホート研究を行い、たとえ禁煙後の体重増加が10kgを超えても喫煙者に比べると有意な死亡リスクの減少が見られたと報告した。結果は2021年4月27日のJAMA Network Open誌電子版に掲載された。
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つまり、禁煙して体重が変化しようがしまいが、禁煙することにより死亡する危険性が減るという事です。
禁煙すると、体重が増える方が多いですが、それでも禁煙するメリットは大きいようですね。
やっぱりタバコは百害あって一利なしですよ。
頻尿、尿失禁には?
一日の尿の回数は10回以内が普通です。
ただ、尿が漏れたり、回数が異常に多くなったり、我慢できなったりすることを
過活動膀胱と言います。
西洋医学的には抗コリン薬で膀胱の活動を抑えて治療します。
効果は良いですが、副作用として消化管の活動も抑えてしまうので、便秘などの副作用が出ることがあります。
漢方的には“腎”を元気にすることで治療します。
西洋医学的な腎ではなく、漢方の”腎”は生殖器系、尿路系、骨格系などが含まれます。
加齢によりこれらが衰えることにより尿漏れが起こると考えます。
なので”腎”の衰えを防ぐ、補う漢方薬を使います。
代表的なものに、八味地黄丸(ハチミジオウガン)があります。
男性だと前立腺肥大にもよく処方されます。
ストレスによっておこる頻尿には清心蓮子飲も良く効きます。
お試しください。
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腸内細菌叢に有害な食事とは?
成人1,425人の食習慣と腸内細菌叢との関連を検討