更年期障害も自律神経失調症の仲間

更年期障害はホルモンバランスの乱れにより起こりますが、結果自律神経の不調をきたします。だから自律神経失調症は女性に多く、また季節の変わり目に多く見られます。ストレスの増加によりセロトニンは減少し、不眠、頭痛などいろいろな不調が出現します。さらにドーパミンノルアドレナリンの暴走も引き起こすため、セロトニンが低下しないように注意する必要があります。

自律神経を整えましょう

自律神経には活動時に活発になる交感神経とリラックスしたときに活発になる副交感神経があります。現代社会にはストレスが多く、交感神経が優位になりがちで、乱れると頭痛、めまい、不眠、動悸、息苦しさ、便秘、下痢など様々な症状が出現します。自律神経を整えるには腹式呼吸がおすすめです。コツとしてはまず息を口からゆっくりと全部吐き切り、次に鼻からゆっくりと息を吸ってお腹をふくらませることです。試してください。

不眠症にバナナ?

不眠症にバナナが効くんです。バナナにはトリプトファンが含まれていて、それがセロトニン分泌を促し、さらにメラトニンが夜に増加することにより、良好な睡眠が得られるようになります。睡眠不足は肥満につながるので、ダイエットにも効果があります。一度お試しあれ。

ドーパミンとは?

ドーパミンセロトニンノルアドレナリンと同様、脳内神経伝達物質で、快楽や喜びに関連します。不足するとパーキンソン病、過剰になると統合失調症になります。また快楽のドーパミンと不快のノルアドレナリンをシーソーのように調節するのがセロトニンです。やっぱりセロトニンは重要な働きをしてますね。

 

ノルアドレナリンについて

ノルアドレナリンはストレスを受けたときに対抗しようとして副腎から分泌されるホルモンです。集中力、判断力の向上に役立ちますが、あまり出すぎると交感神経優位になり、自律神経のバランスが崩れます。このバランスを取るのが前回お話したセロトニンで、うまく調整してくれます。なのでセロトニンが不足するとイライラしたり不安を感じやすくなります。やっぱりセロトニンは重要ですね。

セロト二ンについて

セロトニンは別名幸せホルモンと言われる脳内神経伝達物質です。

ストレスや過労により減少し、疲労、イライラ感、向上心の低下、仕事への意欲低下、協調性の欠如、うつ症状、不眠状態になります。

更年期症状にもよく似ています。

良好な睡眠、適度な運動、日光浴、乳製品、大豆製品、ナッツ類の摂取により増加します。

しっかり予防しましょう。

SSRIというお薬も効果あるので、上の方法でだめな場合はお試しください。

コロナに対抗するビタミンD

最近ビタミンDの効能が注目されています。骨粗鬆症の予防としての骨密度増強作用はもちろん、免疫増強作用による、コロナ感染症などに対する予防効果も期待されます。コロナ禍で長期間の屋内生活をしている方は、適度の日光浴やビタミンDの補充を行い、骨折予防効果と感染予防効果に努めたいものですね。