ノーベル賞

ノーベル医学生理学賞本庶佑・京都大特別教授

 
 スウェーデンのカロリンスカ医科大は1日、今年のノーベル医学生理学賞を、京都大の本庶佑(ほんじょ・たすく)特別教授(76)と、米テキサス大MDアンダーソンがんセンターのジェームズ・アリソン博士(70)に贈ると発表した。本庶さんは、体内の異物を攻撃する免疫細胞の表面に、「PD―1」という免疫の働きを抑える分子を発見。この分子ががん細胞に対して働くのを妨げて、免疫ががんを攻撃し続けられるようにする画期的な薬が開発され、複数の種類のがんで使われている。

 日本のノーベル賞受賞は、2016年の医学生理学賞の大隅良典・東京工業大栄誉教授に続き26人目。医学生理学賞は1987年の利根川進・米マサチューセッツ工科大教授、2012年の山中伸弥・京都大教授、15年の大村智・北里大特別栄誉教授、16年の大隅氏に続いて5人目。授賞式は12月10日にストックホルムである。賞金の900万スウェーデンクローナ(約1億1500万円)は受賞者で分ける。

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 本庶佑(ほんじょ・たすく) 1942年、京都市生まれ。66年に京都大医学部を卒業。米国立保健研究所(NIH)客員研究員、東京大医学部助手、大阪大医学部教授、京都大医学部教授、静岡県公立大学法人理事長などを経て、2017年から京都大高等研究院特別教授。82年に朝日賞、13年に文化勲章、16年に京都賞などを受けている。

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大変うれしいニュースですね。

癌が治る時代がもう少しのところまで来ているようです。

感染症に対するペニシリンの様になるのかもしれません。