冷えに対する漢方的考え方

インフルエンザも少し落ち着いてきました。

まだまだ寒い日が続きますから注意は必要です。

この時期しもやけも出ますが、冷えについて考えてみたいと思います。

もちろん膠原病や貧血、甲状腺機能低下症があればこちらの治療は優先しないといけません。

検査しても冷えの原因のないかたもたくさんいらっしゃいます。

筋肉の少ない女性や、体温の低い女性によく見かけられます。

運動不足や甘いもの、果物のとりすぎも冷えの原因となりますので気を付けないといけません。

漢方では一般的に当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)をよく用います。

温めるめる生薬がたくさん含まれていますので、よく効きます。

ただこれで効かない人は自律神経に乱れがある人が多い印象を受けます。

漢方でいう気の乱れです。

気の乱れにより末梢血管がうまく拡張できずに、収縮していることが原因となっています。

ですから気の乱れを整えてあげると収縮した血管が開いて血流が良くなり、冷えも改善することが多いようです。

気の乱れは万病の元です。

気・血・水を整えるこが大切ですね。