熱中症1万8347人搬送 過去2番目、死者は57人 総務省消防庁の速報値
総務省消防庁は6日、熱中症で7月29日~8月4日の1週間に全国で1万8347人が救急搬送されたとの速報値を発表した。前週(7月22~28日)の5664人から3・2倍に増えた。搬送者のうち、24都道府県で57人が死亡した。
消防庁の集計によると、熱中症の搬送者数は集計を始めた2008年以降、週間単位では過去2番目に多い。
日本列島が高気圧に覆われ、猛烈な暑さが続いたためとみられる。消防庁は、こまめな水分補給や涼しい場所での休憩を呼び掛けている。
集計によると、3週間以上の入院が必要な重症は729人、短期入院が必要な中等症は6548人だった。高齢者が54・3%を占めた。発生場所は、庭などを含む「住居」が41・0%でトップ。照り返しが強くなりがちな「道路」が17・1%で続いた。
搬送者数を都道府県別にみると、東京が1857人と最多で、愛知が1342人、埼玉が1307人と続いた。
死者は北海道の7人が最も多く、茨城、埼玉がそれぞれ5人だった。
※熱中症
高い温度や湿度により体内の水分、塩分といったバランスが崩れ、体温調節機能が低下して生じる不調の総称。目まいや頭痛、吐き気のほか、ひどい場合はけいれんや失神を起こし、死亡に至る。炎天下の活動時に発症しやすいが、屋内でかかることもある。体温の調節機能が十分に発達していない乳幼児、機能が低下している高齢者は特に注意が必要。
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毎年この時期は熱中症に注意が必要です。
屋内でもなりますから、24時間エアコンはつけっぱなしがいいです。
こまめな水分補給も忘れずに。
少しでもおかしいと思ったら、早めに医療機関受診してくださいね。
当院では予防の漢方薬処方しています。