食物繊維をまず先に 食べる順を重点指導、減量に効果
食べる順番を重視した食事指導は、従来の指導に比べて減量効果が大きい――。こんな研究成果を、岐阜大学大学院医学系研究科の矢部大介教授(内分泌代謝病態学)らの研究グループがまとめた。論文は糖尿病関連の国際学術雑誌「Journal of Diabetes and Its Complications」(電子版)に掲載された。
炭水化物より食物繊維を先に食べることで、消化管からの糖の吸収を抑え、食後高血糖や体重増加を抑える効果があるという。
食べる順番群には、食物繊維が多いおかず→たんぱく質が多いおかず→炭水化物の順で食べることを求め、炭水化物は野菜や肉・魚を食べ始めて5分たってから食べるよう指導。食べる順番を書いたランチョンマットと砂時計も貸与した。
6カ月後に身体測定や採血などをした結果、食べる順番群と栄養バランス群は、ともに従来群に比べて体重が1・5キロ減少した。食事量も、従来群と比べて1日あたり200キロカロリー減った。
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従来からよく言われていることが実際証明されました。
まず野菜から食べましょう~
は理にかなった食べ方だと考えられます。
カロリーの吸収がゆるやかになりことにより、血糖の上昇もゆるやかになることで、
糖尿病の発症抑制や治療効果の改善も期待できそうです。