便秘で悩まされていませんか?
西洋医学的には弛緩性(しかんせい)便秘と痙攣性(けいれんせい)便秘に分けられます。
弛緩性便秘は胃腸の運動機能の低下によっておこります。
運動不足や便の元となる食物繊維の不足が原因になります。
痙攣性便秘はストレスなどにより胃腸が緊張し痙攣様な動きを起こすため、コロコロの便になります。
両社が合併することも多いです。
根本的には食物繊維の多い食品をとり、適度な運動を心がけ、ストレスを発散させる事が必要です。
薬物ではマグネシウム製剤で便を柔らかくして便秘を改善さすることが多いです。
効果が薄い場合、いわゆる下剤を用いますが、あまり常用するのは良くありません。
大腸メラノーシスなどを起こすことがあります。
漢方ではまず大黄甘草湯(だいおうかんぞうとう)を使用します。
他にはストレスが原因の場合、緊張を和らげる柴胡加竜骨牡蠣湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)、肥満だと大柴胡湯(だいさいことう)や防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)などで内臓脂肪の減少を目指します。
更年期がある方は桃核承気湯(とうかくじょうきとう)や加味逍遥散(かみしょうようさん)が便秘によく効きます。
常習便秘の方は一度お試しを。