1日1個の卵で心疾患リスクは上昇しない

1日1個の卵で心疾患リスクは上昇しない

50カ国の総計17万7,000人以上を対象にした解析結果

国際医学短信2020年2月17日 (月)配信 

 1日1個の卵は健康に良いのか悪いのか――。長年議論されてきたこの問題に終止符が打たれるかもしれない。卵を1日1個食べても心臓に悪影響はないことが、マクマスター大学(カナダ)公衆衛生研究所(PHRI)の研究チームが実施した大規模研究で示された。

 また、卵の摂取量と血液中の脂質やその構成成分、あるいはその他のリスク因子との関連も認められなかった。 

卵は優れた栄養源でし、今回の研究において、既に心疾患のある人や服薬中の人にも有害な影響は認められなかった点を強調している。

 

 

>

従来より卵はコレステロールをたくさん含んでいるため、コレステロールの高い人は控えるように言われてきました。

その一方で、必須ビタミンやミネラル、非常に良質のタンパク質などが豊富に含まれています。

こんなに大規模な検証によって安全性が証明されたので、特に高齢者は良質なたんぱく源として積極的に摂取すべきですね。