緑茶をよく飲む人は長生きできる?

緑茶をよく飲む人は長生きできる?

10万人超の成人を対象にした中国の研究

 緑茶をよく飲む人は健康で長生きできる可能性が高いことを示唆する大規模研究の結果が報告された。中国医学科学院のXinyan Wang氏らが10万人超の中国の成人を対象に実施した研究で、緑茶を週3回以上飲んでいた人では飲む習慣がない人に比べ、心筋梗塞脳卒中になる率が低く、50歳の時点での余命も約1年長いことが明らかになったという。研究結果の詳細は、「European Journal of Preventive Cardiology」1月8日オンライン版に掲載された。

 緑茶を週3回以上飲む人は、まったく飲まない人や飲む回数が週に3回未満の人に比べ、心疾患や脳卒中の発症リスクが20%低く、致死的な心疾患や脳卒中による死亡リスクが22%低く、全死亡リスクが15%低かった。さらに、緑茶を週に3回以上飲む人では50歳の時点で、冠動脈心疾患や脳卒中を発症するまでの期間が1.41年長く、余命も1.26年長いことも明らかになった。

  こうした状況を踏まえLinsenmeyer氏は、「緑茶は抗酸化物質が豊富なノンカロリーの飲料であり、好きな人はどんどん飲むべきだ」と話す。

 

 緑茶は体によさそうなことはいろいろ報告されていますが、中国から良いデータが発表されました。

抗酸化作用が豊富な緑茶は積極的に摂りたいものです。

ただ、カフェインのとりすぎには注意が必要です。