高血圧の人では、コーヒーと緑茶のどちらが危ない?

コーヒーも緑茶も普段よく飲む飲料ですが、血圧にはどういう影響があるのでしょうか?

コーヒー摂取は、コーヒーを飲まない人と比較して、II-III度高血圧の人のCVD心血管死亡リスクの増加と関連していることがわかりました。

一日2杯以上でそのリスクが増加しました。

一方緑茶にはリスクは認められませんでした。

コーヒーの飲みすぎには注意が必要ですね。

毎日のコーヒーがアルツハイマー病リスクに及ぼす影響

毎日のコーヒーとアルツハイマー病との関連性が報告されました。

日常的に1日当たり1~2杯および2~4杯のコーヒーを摂取する人は、アルツハイマー病の発症リスクが有意に低かった。

しかし、1日当たり4杯以上コーヒーを摂取する人では、アルツハイマー病の発症リスクの増加が認められた。

コーヒーの認知症予防効果を期待するためには、1日3杯以内にしましょう。

つわりの原因、やっと解明

妊娠中、多くの女性が吐き気などを経験する「つわり」に、特定のホルモンの増加が関係することを、米国や英国などの国際研究チームが明らかにしました。

つわりは妊娠初期に多く、70%の女性が経験するとされています。

中には、飲食ができず、体重減少脱水などで入院しなければならないほど重症化する人もいます。

「妊娠悪阻(おそ)」の原因については近年、「GDF15」というホルモンとの関連が指摘されている。GDF15は通常時から人の体内に存在し、がんや加齢、喫煙などによって上昇することがわかっています。 

妊娠すると胎盤でつくられ、妊娠中に大きく増えるため、つわりが起こるようです

 

生姜は生で?それとも加熱?

寒い時期になってきました。そこで生姜の効能について考えてみましょう。

生姜には生で食べるとジンゲロール、加熱するとショウガオールに変化します。

ジンゲロールは温めるというよりは、漢方の世界では胃を守る胃薬としての効果を期待して用いられます。

一方、ショウガオールは体を温める効果が強く、しもやけの予防効果もあります。

体を温めることで免疫力の向上が見込め、風邪の予防にも役立ちます。

生姜を加熱するとジンゲロールから変化してショウガオールになります。

この加熱はしっかり行わないと変化しないので、弱火でじっくり加熱して調理すると良いでしょう。

これからの時期、しっかり摂りたいですね。

若~中年での高血圧、大腸がん死亡リスクが増加

30~49歳における高血圧は、後年における大腸がん死亡リスクと独立して関連していることが報告されました。

高血圧は大腸がん死亡リスクと正の関連を認めたが、他のがんによる死亡リスクとは関連を認めなかった。

いろんな要因があるのでしょうが、若いころより適切な血圧管理が重要です。

 

赤ワインやコーヒーがコロナ重症化リスクを増大

いくつかの食習慣と新型コロナウイルス感染症(COVID-19)感染感受性や入院・重症化リスクとの間には因果関係があり、とくに赤ワイン摂取は入院と重症化のいずれのリスクも有意に増大させることが報告されました。

赤ワイン、コーヒー、ドライフルーツ摂取でリスクの増大が示され一方、無塩ピーナッツ、牛肉、豚肉、加工肉、牛乳の摂取でリスクの軽減が示された。

一般的には赤ワインンは体に良いとされてますが、コロナウイルスには良くないようです。

 

ショウガが自己免疫疾患の炎症を緩和する可能性

アメリカ化の発表で、ショウガは、自己免疫疾患に関連する体内の炎症のコントロールに役立つことが報告された。

自己免疫疾患のマウスや健康なヒトを対象とした研究の結果、ショウガ成分は、白血球の一種である好中球の機能に影響を与えることが判明したという。

ショウガに含まれるジンゲロールという生理活性物質は、好中球の機能に影響を及ぼすと言われている。

膠原病、関節リューマチなどの疾患の治療に役立つ可能性がありそうですね。