ボランティアに参加すると寿命が延びる?

ボランティアに参加すると寿命が延びる?

年50時間以上で有意に死亡リスク低下

国際医学短信2020年7月1日 (水)配信 

 

 ボランティア活動に参加することが長寿につながる可能性が「American Journal of Preventive Medicine」6月11日オンライン版に掲載された。

 ボランティア活動に全く参加していなかった人を基準として、他群の全死亡リスクを比較すると、年間100時間(週換算で約2時間)以上参加している人の死亡リスクは44%有意に低く、年間50~99時間参加の人も28%有意に低かった。また、身体機能に制限が生じるリスクは、同順に17%、16%有意に低かった。

 このほか、ボランティア参加時間が長い人では、主観的健康感が高い、身体活動量が多い、楽観的で人生に目的を持ち幸福感が強い、孤独であることや絶望を感じたりうつ症状を示すことが少ない、友人と連絡をとる頻度が高い、などの傾向が認められた。

 

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大変面白い論文ですね。

人間は本来社会的動物なので、他人と交流したり、役立つ行動することで、自分の幸福につながっているのでしょうね。

他人を思いやる心、”仁”を大切に生きていきたいものです。