歩くのは健康につながる

高齢女性は「1日4,400歩程度」でも死亡リスク減

WHSデータを解析

 「1日1万歩が健康に良い」と信じている人は多いだろう。しかし、米ハーバード大学医学大学院のグループが行った研究で、平均年齢72歳の高齢女性は、1日の歩数が4,400歩程度でも、2,700歩程度の人と比べて全死亡リスクが41%低いことが明らかになった。1日の歩数が増えるほど全死亡リスクはさらに低下したが、その効果は1日7,500歩前後で最大に達し、歩数をそれ以上増やしてもさらなるベネフィットは得られないことも分かった。研究の詳細は「JAMA Internal Medicine」5月29日オンライン版に掲載された。

 

歩くことは健康に良いとされていましたが、それがデータで実証されました。

現代人は歩くことが少なくなっていますが、わざわざジムに通わなくても、用事を見つけて歩いたり、階段を上ったりしましょう。

明るいと肥満リスク?

照明つけて眠ると肥満? 米研究、女性にリスク

 

 【ワシントン共同】照明やテレビをつけっぱなしにして眠るのは、中高年の女性にとって肥満のリスクを高めるとする研究結果を、米国立衛生研究所(NIH)のチームが10日、発表した。「真っ暗にして寝ることで、女性の肥満の恐れを減らせる可能性がある」としている。

 明るい状態で眠ることと太ることの因果関係は不明だが、チームはホルモン分泌の乱れなどが関係している可能性があるとみている。

 チームは、米国内の35~74歳の健康な女性約4万4千人を対象にしたアンケートを分析。5年あまり追跡調査した結果、寝室でテレビか明るい照明をつけたまま寝ていると回答したグループは、完全に真っ暗な状態で寝たグループと比べ、体重が5キロ以上増えるなど肥満度が高まった人の割合が大きかった。常夜灯のような弱い明かりをつけて寝る人と体重増加に明らかな関係はみられなかった。

 対象の女性は、アンケート開始時点で妊娠はしておらず、がんや心臓血管病の既往歴もなく、夜勤などで昼間眠る生活も送っていなかった。

 

おもしろい発表がありました。

睡眠の質が肥満と関係がありそうとのことです。

体内ホルモンと肥満の関係、まだまだ解明されていないことが多そうです。

肥満が気になる人は真っ暗にして眠りましょう~。

大腸がんの早期発見

早期大腸がんで増える細菌を特定 便での発見に期待


腸内フローラと大腸がん

チーズで認知症予防

カマンベールチーズなどに含まれるWY ジペプチドに認知機能改善効果

東大ら、認知症予防食品の開発に期待

 

 東京大学は5月22日、乳タンパク質を特定の微生物由来酵素で分解して生じたトリプトファンチロシン(WY)ジペプチドで脳から分離したミクログリアを処理すると、アミロイドβを貪食除去する機能が亢進し、神経傷害につながる炎症性サイトカインの過剰な産生も抑制されることを見出したと発表した。この研究は、東京大学大学院農学生命科学研究科獣医病理学研究室の中山裕之教授らが、学習院大学大学院自然科学研究科生命科学専攻高島研究室、キリンホールディングス株式会社と共同で行ったもの。研究成果は、「Aging (Albany NY)」に掲載されている。

 

こういう身近な食品の中には解明されてないけれども、体によい食品はたくさんありそうですね。

どんどん証明されて欲しいですね。

そしてうまく摂取したいものです。

認知症の予防?

「軽い運動+アスタキサンチン摂取」で記憶力がさらに高まる?

筑波大の研究グループ

 

 強い抗酸化作用のある天然色素「アスタキサンチン」を摂取すると、低強度運動による記憶力の向上効果がさらに高まる可能性があることを、筑波大学体育系教授の征矢英昭氏らがマウスを用いた実験で突き止めた。軽い運動と抗酸化成分の摂取を組み合わせた新しい認知症の予防法の開発が期待されるという。研究の詳細は「Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America(PNAS)」5月13日オンライン版に掲載された。

 

アスタキサンチンはサケやエビの赤い天然の色素ですね。

意識的によく摂取して、適度な運動ならだれでも出来そうですね。

心がけたいものです。

 

糖質制限は害?

長期で糖質制限すると…老化早まる? マウス実験で判明

 

認知症予防

軽い運動でも認知症の予防につながる?

1時間の低強度運動で脳年齢が1歳若返る

 

 軽い運動を習慣的に行うと、アルツハイマー病や認知症の発症を予防できる可能性があることが、米ボストン大学医学部のNicole Spartano氏らの研究で明らかになった。身体活動ガイドラインで推奨される週150分の強めの運動を行わなくても、軽い運動を1時間行うごとに脳年齢が1歳ほど若返ることが示されたという。この研究結果は「JAMA Network Open」4月19日オンライン版に発表された。

 この研究は、米マサチューセッツ州フラミンガムの住民を対象とした「フラミンガム心臓研究」に参加した成人2,354人を対象としたもの。活動量計を用いて参加者の身体活動量を測定し、脳MRIで評価した脳容積との関連を調べた。参加者の平均年齢は53歳で、約54%は女性だった。

 2018年の米国の身体活動ガイドラインでは、健康を保つためには中強度~高強度の身体活動を週に150分以上行うことが推奨されている。なお、今回の参加者のうち、ガイドラインが推奨する身体活動量を満たしていたのは全体の46.7%であった。

 分析の結果、1日の歩数が多い人ほど、あるいは低強度の身体活動量が多い人ほど脳容積は大きいことが分かった。1日に平均1万歩以上歩く人では、平均5,000歩未満の人と比べて脳年齢が1.75歳若く、また、低強度の身体活動が1時間増えるごとに脳年齢は1.1歳若返ることも明らかになった。

 さらに、ガイドラインで推奨される身体活動量に達していない人では、低強度の身体活動が1時間増えるごとに脳年齢は1.4歳若返り、また、1日に7,500歩以上歩く人では、それ以下だった人と比べて脳年齢は2.2歳若いことも示された。

 

適度な運動は体にも脳にも良いことがわかりますね。

いろいろな用事を見つけて、よく動く事、エレベーターやエスカレーターを使わずに階段を利用すること。

理想は朝夕と1時間ずつ運動できればいいですね。