頭痛はどうしてますか?

みなさん、頭痛はどうされてますか?

片頭痛、筋緊張型頭痛、群発頭痛などがよく見られます。

まれに、脳梗塞くも膜下出血など急を要するものもあります。

一般的にはセデス、ロキソニンなどの鎮痛剤を飲まれることが多いと思います。

ただ鎮痛際は対症療法の一時しのぎでしかありません。

解熱作用もあることから、体を冷やしてしまう、また心臓や腎臓にも悪影響があるため常用することはお勧めしません。

そこで漢方をお勧めします。

特に今の時期、エアコンの効いた部屋でじっとして、冷たいものを摂りすぎたりすると水分の代謝が悪くなるため、いわゆる”水毒”が起こりやすくなります。

この場合は五苓散(ゴレイサン)が良く効きます。おそらく数分のうちには効果が出るでしょう。

肩こりがつらくて頭痛を起こす場合には葛根湯(カッコントウ)です。

筋肉のコリをほぐす作用が強いため、風邪でなくてもよく使います。

また、片頭痛には呉茱萸湯(ゴシュユトウ)が良く効きますが、これはとにかく苦いので飲みずらいです。

予防的には気・血・水のバランスをうまくとっていくことが重要です。

予防的に飲む漢方もいろいろあり、体質に合わせて処方します。

 

 

咽喉頭異常感症とは

喉頭異常感症(いんこうとういじょうかんしょう)とは、「のどがつかえる」「しめつけられる」「何かできている」など、さまざまな言葉で表わされるのどの違和感、異常感覚のことです。

甲状腺疾患、気管支喘息逆流性食道炎などでもおこりますが、その場合はそれらの治療を優先させます。

内視鏡、CTなどの検査をしても異常のないこと多いです。

原因不明のことも多く、ストレスによってもよくみられます。

漢方的には気・血・水のうち気の巡りが悪い「気うつ(気滞)」によって起こる症状と捉えられています。そのため、気を巡らす治療をしていきます。

半夏厚朴湯が良く用いられますが、単独ではなかなか良くなりません。

柴胡などが入っている漢方を併用することで、良くなることが多いです。

 

 

インフルエンザや肺炎のワクチン接種でアルツハイマー病リスクが低下

インフルエンザや肺炎のワクチン接種でアルツハイマー病リスクが低下

提供元:HealthDay News

 
 

 インフルエンザや肺炎球菌のワクチンに予想外の効果がある可能性を示唆する2件の研究結果が、アルツハイマー病協会国際会議のバーチャルミーティング(AAIC 2020、7月27~31日)で発表された。これらのワクチンを接種した人では、アルツハイマー病の発症リスクが低下することが示されたのだ。同会議ではさらに、認知症患者が重篤感染症に罹患すると、認知症のない人と比べて、死亡リスクが高まることを示した研究結果も報告され、感染症予防の重要性が浮き彫りになった。

今日は興味深い発表があったので、報告します。

予防接種することで認知症の予防効果があるかもしれないとのことです。何らかの炎症を抑えている可能性があるようです。

いずれにしても、コロナのこともありますし、予防接種は必ず受けていた方が安心ですね。

 

 

 

 

 

 

 

その症状は夏風邪?それともアレルギー?

夏本番で暑くなってきましたね。

熱中症対策は必ずしてください。

家にいるときは一日中エアコンをつけっぱなしにしておいた方が良いかと思います。

鼻水、くしゃみが出ることがあるかと思いますが、その症状はおそらくアレルギー性鼻炎でしょう。

エアコンによりほこりとかダニがまき散らされ、それを吸入することで発症します。

西洋薬もいいですが、漢方薬も良く効きます。

標治療法と言って、まず困っている症状を治します。

鼻炎であれば小青龍湯や葛根湯などがこれに当てはまります。

それに対して本治療法とは、根本治療になります。

鼻炎であれば根本的に治してしまう。

極端なことを言うと、一生鼻炎が出なくするようにすることです。

アレルギーだと免疫の異常をきたしていることが多いので、それを補正して、正常の状態に戻す治療です。

補中益気湯をベースに体質によって組み合わせることになります。

これは、子供の方が治りやすいです。

大人だとその異常が長く続いているので、正常の状態に戻すのに時間がかかります。

ただ、子供はなかなか漢方を飲めないことが多いことが欠点です。

 

コロナ感染症の実態

https://www.instagram.com/p/CDlFqnypryk/

コロナ感染症は発見数は増加しているものの、重症者は減り続けていますね!#コロナ#重症者

コロナ感染症はテレビとかでは、毎日新規発生数が記録更新とか騒いでいますが、検査人数が増加しているので当たり前だと思います。

実際重要なのは、重症者数、死者の数です。

重症者数は右側のグラフの様に減り続けています。

発症数が増加しているのに、重症者数は減っている。

不安ばかりあおるのではなく、こういうことを正確に報道してほしいものです。

安心はできませんが、ウイルス自体が弱体化しつつあるのかもしれません。

気を付けながら、日常生活を送ってもいいような気がします。

花に癒し効果あり

花の画像を数秒見るだけでストレスは軽減される

血圧が低下し、扁桃体や海馬の活動を抑制

国際医学短信2020年7月18日 (土)配信 

 

 花の“癒し効果”が科学的に証明された。ディスプレイに表示された花の画像を見るだけでも効果があるという。農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)の望月寛子氏らの研究によるもので、詳細は「Journal of Environmental Psychology」6月号オンライン版に掲載された。

 

花を見ることでコルチゾール(ストレスによって増えるホルモン)が低下するのと、fMRI(機能的磁気共鳴画像法)では花を見ると脳の扁桃体(ストレスによって活性化する)の活動が有意に低下することがわかったようです。

何となく感じていたことが、科学的に証明されました。

花は生花でなくてもいいようです。

花のある生活を送りましょう~。

 

夏バテ、めまいには漢方

梅雨明け前のじとじとした季節、からだがだるくなりますよね。

雨の降る前などに、気候の変動によって、頭痛、めまい、全身倦怠、食欲不振がよくみられれます。

特に女性ではこういう症状に悩まされている方が多いようです。

めまいは漢方的には水の流れが悪くなっており、いわゆる水滞がおこっています。

こういうときには苓桂朮甘湯が良く効きます。

茯苓、桂皮、白朮、甘草の4種類から構成されています。

この成分は温めて、水はけを良くするので、余分な水分が取り除かれることにより、調子が良くなります。

むくみ、冷え、胃腸が弱い女性にピッタリです。

他にはメニエルや起立性低血圧にも良く効きます。

最近錠剤が発売されましたので、粉が苦手な方にも飲めますので、調子の悪い方は一度お試ししてみてください。