秋になり、朝晩寒くなってきました。
冷え性の方にはつらい季節ですね。
貧血や低血圧あるいは甲状腺機能低下症、更年期障害、膠原病などいろいろ冷える原因はあるかと考えられますが、西洋医学的に原因があればまずその治療が優先されます。
それでも冷えが改善されない場合漢方の出番になります。
漢方学的には気・血・水のどこに原因があるかによってお薬を使い分けることになります。
気が停滞したり落ち込んだりした場合は柴胡桂枝乾姜湯(サイコケイシカンギョウトウ)や人参養栄湯(ニンジンヨウエイトウ)などが用いられ、
血液の流れが滞る於血では当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)や当帰四逆加呉茱萸生姜湯(トウキシギャクカゴシュユショウキョウトウ)などが用いられ、
水の流れが悪い水滞や水毒では苓姜朮甘湯(リョウキョウジュツカントウ)や当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)などが用いられます。
ストレスによる冷えは気の乱れと考え、抑肝散(ヨクカンサン)や香蘇散(コウソサン)や半夏厚朴湯(ハンゲコウボクトウ)などもよく用いられ、また上記を組み合わせて治療します。
お悩みの方は一度お試しください。