自律神経って聞いたことがありますか?
その名の如く、自律して作動する神経のことで、自分の意思とは関係なく心臓、呼吸、消化、排泄、体温調節などいろんな働きをしています。
交感神経といって活動する神経と、副交感神経といって安静にする神経の2種類で働いています。
そのバランスが崩れて、どちらかが優位になるといろいろな症状が出現します。
頭痛、肩こり、めまい、動悸、胸の圧迫感、息が苦しい、胃もたれ、便秘、下痢、尿が出にくい、尿漏れ、微熱、不眠などなどです。
人それぞれ症状は異なり、弱いところに出現します。
いろいろ検査しても異常が見当たらない、いろんなところを受診しても異常なしといわれる、という時は自律神経の乱れのよる可能性が高そうです。
原因としてはストレス、寝不足、食生活の乱れ、更年期などが考えられます。
現代社会ではストレスをゼロにすることは難しいので、うまく付き合わないといけません。
西洋医学的には安定剤、睡眠薬、場合によってはSSRIという抗うつ剤が処方されます。
漢方医学的には気・血・水の中の気の乱れになります。
気が高ぶっていれば気を抑え、気が停滞していれば気を巡らせ、気が落ちていれば補う漢方を処方します。
気になる方は受診してみてください。