ワインの体に対する影響は?

ワインは体にどのような影響があるのでしょうか? ワインの摂取量と心血管イベントとの関連での研究では、ワイン接種では心血管疾患の危険性は低下するようです。 ただ、がんのリスクは増加し、ワイン一本分はタバコ5本分の危険性に相当するようです。 特に…

うつ病の段階

うつ病は経過によってさまざまな症状を呈します。 まず初期ではイライラ、不安感が出現し 次の段階ではゆううつ感、手がつかない、根気がない、興味がない その次の段階では喜びがない、生きがいがない、となります。 第一段階ではセロトニンの不足により不…

1日どのくらいの飲酒量で死亡リスクが増える?

男性では少量飲酒者では、生涯非飲酒者と比べ全死亡リスクの有意な低下はみられなかったが、中量飲酒者、大量飲酒者では死亡リスクの上昇がみられた。 女性では少量からでも死亡リスクの上昇がみられた。 > 特に女性は注意しないといけませんね。 ちなみに…

乳製品と認知症リスク、チーズとヨーグルトでの関連性

乳製品摂取と認知症との関連性が発表されました。 牛乳は少量摂取にて認知症発症リスクが低く ヨーグルトは、毎日摂取する人で認知症発症リスクが低いのに対して 一方、チーズを毎日摂取する人は認知症発症リスクが高かった。 > ヨーグルトは腸内細菌が関連…

気象病の原因と症状、その対策は?

気象病とは、「気温、湿度、気圧、風速などの変化で起こる心身の不具合」と定義されて、最近注目されています。 雨が降る前になると頭痛がする、台風が近づくとめまいがする、天気が悪くなると古傷が痛むなど天気の変化で体調が悪くなることなどです。 最近…

炭水化物の摂取量と死亡リスク、男女で逆の関係

炭水化物、脂質の摂取量と死亡との関連について検討した報告が名古屋大学より発表されました。 その結果、男性では炭水化物の摂取量が少ないと死亡リスクが高くなり、女性では炭水化物の摂取量が多いと死亡リスクが高くなる傾向がみられました。また男性では…

朝食に食べるといい色は?

イギリスの『サンデー・エクスプレス』で発表された研究によると、朝食に黄色い食べ物を食べると、オキシトシンやエンドルフィンという快楽物質が分泌され、多くの人が幸せを感じるそうです。特におすすめなのがオムレツというアンケート結果が出ています。…

一日一個のリンゴでフレイル予防を

アメリカらの報告で、さまざまな果実や野菜に含まれているフラボノール類と呼ばれるフラボノイド類の一種をたくさん摂取することで、加齢に伴うフレイル(虚弱)リスクが低下する可能性のあることが明らかになった。 フレイルとは、加齢に伴い身体機能や認知…

長時間の昼寝は心房細動リスクを高める?

30分以上の昼寝は、不整脈の一種である心房細動のリスク増加と関連するようだ。スペインで実施された新たな研究で、昼寝を30分以上する人では、昼寝の時間が30分未満の人に比べて、心房細動の発症リスクが90%高いことが明らかになった。 > 心房細動は脳卒…

嗅覚はフレイルの予測マーカー?

嗅覚はフレイルのバイオマーカーおよびリスク因子となり得ることが、報告されました。 > フレイルとは加齢に伴い身体の予備能力が低下し、健康障害を起こしやすくなった状態を示しており、いわゆる「虚弱」状態にあり、将来要介護状態になりやすいとされて…

ワクチン接種者はコロナ後遺症リスクが4割以上低い可能性

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の急性期以降にさまざまな症状が遷延する、「コロナ後遺症」と呼ばれる状態のリスクに関連する因子がイギリスより報告されました。 それによると、女性や喫煙者、急性期に入院を要した人などはリスクが高く、反対にワク…

もっとも長生きできるスポーツは?

デンマークで9千人弱を対象とし、25年間追跡調査でスポーツと全死亡との関連を調べた。 運動しない群に比べ、テニスを嗜む群は平均寿命が平均9.7年長かったと言われている。その他の運動については以下のとおりである。 > 延命のためには高強度の間欠的運動…

1日どのくらいの飲酒量で死亡リスクが増える?

飲酒と死亡リスクについての関係性が発表されました。 毎日のアルコール摂取量が少量~中量の場合は全死亡リスクと有意な関連はなかったが、摂取量が増えると明らかなリスク増加が認められた。また、女性のほうがより少ない摂取量から関連がみられた。 > 昔…

肥満に効果のある漢方薬は?

肥満に悩んでいる方は多いですね。漢方薬では以下の3種類が使用されます。 1.脂肪をとる効果がある防風通聖散 下痢しやすいので、注意 2.水分過多の水太りに防已黄耆湯 3.筋肉質で食べ過ぎ、いわゆるメタボに大柴胡湯 1の防風通聖散と併用することも…

老化予防法は?

前回老化の原因についてお話しました。 今回はその対策について考えてみます。 健康的な生活習慣の確立:運動をし、タバコをやめ、アルコールの摂取を減らし、バランスのとれた食事を心がけ、十分な睡眠をとるようにすることが重要です。 日焼け止めを使用す…

老化を早める要因は?

生物学的な老化の速度は、遺伝、環境、生活習慣など様々な要因によって変化するといわれている。そこで修正可能な因子と老化の速度との関連を調べた報告が今月発表されました。〈老化を加速〉1位:喫煙2位:アルコール摂取増加3位:ウエスト周囲径増加4位:…

冷え性の治療は?

運動:運動によって、体内の血液循環が良くなり、体温を上げることができます。ウォーキングやジョギング、ヨガ、ストレッチなどがおすすめです。 食事:体を温める食べ物を摂取することが大切です。根菜類、生姜、ニンニク、唐辛子、シナモン、ハチミツなど…

花粉症の漢方治療薬は

花粉症の季節がやってきました。 どんな治療法があるのでしょうか? まずは抗ヒスタミン薬で症状を抑える治療です。効果がもう一つであれば、ステロイド薬を併用することもあります。 漢方薬も効果があります。 まずは基本として小青竜湯を、鼻詰まりがあれ…

セロトニンを増やすには

この時期活動性が低下して、うつっぽくなりますね。 その原因としてセロトニンの低下がありますが、どうしたらいいのでしょうか? 今一度考えてみましょう。 1.適度な運動: 適度な運動は、セロトニンの分泌量を増やすことができます。 2.正常な睡眠: 健…

明るい寝室で寝ると肥満に?

約3,000人の一般住民を対象に、睡眠中の寝室の明るさと健康指標との関連を検討した研究(平城京スタディ)から、明るい寝室で寝ている人には、肥満、脂質異常、全身性炎症、うつ症状、睡眠障害が多いという結果が報告された。 また、「寝室の明るさと白血球…

かぜの予防にアロマをどうぞ

コロナウイルが増加しています。かぜの予防にアロマも効果があります。まず予防としてティートリーがおすすめで、イギリスの病院ではこのアロマがよく用いられています。咳痰などの症状がある場合はユーカリが効果あります。食欲の低下にはスイートオレンジ…

便秘で認知機能低下?

便秘のあるアルツハイマー病(AD)や軽度認知機能障害(MCI)の患者は、認知機能低下速度が速い可能性を示すデータが報告された。近年、腸の機能と脳の機能が互いに影響を及ぼし合う、「腸脳軸」または「腸脳相関」と呼ばれる関連が注目されており、腸内細菌…

脳内三銃士

アントニオ猪木が亡くなりました。アントニオ猪木といえば闘魂三銃士、人間の脳内にも三銃士が存在します。三種の神経伝達物質です。興奮や緊張にて放出されるノルアドレナリン、好奇心や快感を伴うドーパミン、幸福感や平安をもたらすセロトニンです。セロ…

ノロアドレナリンとは?

以前からセロトニンを減らさないことが重要とお話してきましたが、今回はノルアドレナリンついてお話します。 ノルアドレナリンは交感神経の緊張により分泌され、ストレス対抗ホルモンです。 セロトニン不足によりいらいら、不安を感じやすくなります。また…

コロナに漢方をうまく利用しましょう

コロナが猛威を振るってますね。 効く薬もいろいろ出始めていますが、あらためて漢方を考えてみたいと思います。 コロナも風邪ウイルスのひとつなので、漢方は役立ちます。 まず初期、いわゆる太陽病期、寒気がして熱が上がり始める時には、麻黄や桂枝など使…

不眠と便秘の関係

不眠症や便秘に悩んでいる方は多いですね。この両者とも交感神経が優位になると起こりやすく、腸管の蠕動が低下し便秘になり、また不眠を引き起こします。床についたら腹式呼吸をして、アロマ(ラベンダーやベルガモット)の鎮静作用もうまく利用するといい…

更年期障害も自律神経失調症の仲間

更年期障害はホルモンバランスの乱れにより起こりますが、結果自律神経の不調をきたします。だから自律神経失調症は女性に多く、また季節の変わり目に多く見られます。ストレスの増加によりセロトニンは減少し、不眠、頭痛などいろいろな不調が出現します。…

自律神経を整えましょう

自律神経には活動時に活発になる交感神経とリラックスしたときに活発になる副交感神経があります。現代社会にはストレスが多く、交感神経が優位になりがちで、乱れると頭痛、めまい、不眠、動悸、息苦しさ、便秘、下痢など様々な症状が出現します。自律神経…

不眠症にバナナ?

不眠症にバナナが効くんです。バナナにはトリプトファンが含まれていて、それがセロトニン分泌を促し、さらにメラトニンが夜に増加することにより、良好な睡眠が得られるようになります。睡眠不足は肥満につながるので、ダイエットにも効果があります。一度…

ドーパミンとは?

ドーパミンもセロトニンやノルアドレナリンと同様、脳内神経伝達物質で、快楽や喜びに関連します。不足するとパーキンソン病、過剰になると統合失調症になります。また快楽のドーパミンと不快のノルアドレナリンをシーソーのように調節するのがセロトニンで…